ワシタ夏 2012

一人ライブの帰り、夜の電車に揺られながら、のーんびり余韻に浸って感想をメモする。
これってもう、私の1つの至福の時です。今まさに、それです。しかも、明日はお休み。楽しい!
そんな気分で感想を書くのは久しぶりな気がします。(でも、パソコン打つ今は、翌日・・・それでもたっぷり余韻あり!ですけどね! )

今日、12日。計画していた通り、京都市役所前のものづくり市へ行き、ざっくり見てから京都国際マンガミュージアムへ。
そしてライブ以外にお目当てとしていた堀川にあるヴィーガンカフェ、モリフォカフェに!
無事にたどりつけたよお〜、よかったよお〜、と角ちゃんばりの大げさアクションを心でしつつ、冷静にランチ。
こちら、本当に良いお店でした。是非、別メニューも食べてみたいです♪

そこからは歩いて歩いて・・・・・。目的地、KBSホールは、昔ながらの小振りな会館。MIYAの寄り道、四十七次。もう半分回ったそうです。
今回私も一人のせいか、2列目という良席で、なめるようにレディ・ミヤを見てきました。
そう、体育館のような高さのステージを眺めるように並べられたパイプいす。驚いたのはステージのバックで、一面のステンドグラス(樹脂だそう)が美しい! よく見るとアダムとイブの絵も。
登場したMIYAのMC初回もソレについてで、「素晴らしいよね!」、「スター泣かせだよね」、「出る人を食うよね」などと大絶賛(笑)
だから今日は白シャツに黒Gパン(?)のシンプルな装いにしたそうです。

『故郷になってください』『愛という言葉』など、しっとりと、でもMCは面白く。今日も一段と面白トーク炸裂なおしゃべりMIYAでした。
ゲストのトライセラトップス和田唱くんは、それに輪をかけたかのように、ふらふらとマイペース。たくさんおられる後輩でも少し空気が違う感があるお二人ですが、なんだか新鮮!
落ち着いたMIYAは、お父さんのようなお兄さんのような貫録というか、たぶん同級生でもノリは違うけど見てて面白い、みたいな、、
なんかクスクス笑えるステージでした。そう、MIYAが人一倍感情が控えめな人柄なんだなとも、改めて思いました。
後半MCで話してた、「こないだのガンガで、はしゃぎすぎて・・・3日間布団から起きるの大変だった」とか、「ついその場でノッちゃう・・・宮沢はもう! 」と、(自分で頭をコツンと叩く仕草(笑))
と言ってたくらいだし、唱くんとの『風になりたい』後に、「楽しかった〜〜! 」とか、アンコールで「突然歌いたくなっちゃったので、これ歌わせて下さい」と、
『シンカヌチャー』を歌って、またその後、「いやあ〜、歌いたかったんだあ、楽しかった! 」と漏らしてくれたり。
言葉で聞いて、初めてわかるなんて・・・! 一体今までどれだけ私もMIYAを見させて聞かせてもらってるのか! と、頭をコツン。としたくなる出来事でした。
日々、新鮮だ。ライブもね。

唱くんとは小田さんのクリスマスの〜からの話、あそこに呼ばれたいわゆるTVに露出する、「THE 歌手」 じゃないバンドマン的な人は僕たちだけで緊張した〜云々話や、
楽屋でMIYAにトライセラの15周年について「記念のイベントはした方がいい」とのアドバイスをもらい、それをとても感謝してる! と。MIYAのモノマネ(?)付きで話してくれました。
指を指す少しキザで偉そうなそのモノマネの仕草に、「オレ、そんな風にしてる?(笑)」から、話してるうちに、「あれ、なってるね? 」(爆) 
楽曲はトライセラトップスの『FEAVER』を二人で。そして一人でまた持ち歌を。そして、唱くんが選んだブーム・ナンバー。これが意外で、私の中の唱くんの好感度が更にUPしました。
で〜も〜! まさかの歌いだしミスで、ごまかせばいけた感があるのに、キャラなんでしょうね、可愛かったです(笑)
「〜〜って、ごめんなさいッ!!! 」って、MIYAの後ろに回って肩を抱いて小さくなってました! もう爆笑ですっ。
MIYAにはない俊敏アクションだなと(笑) それに驚き笑うMIYAがまた微笑ましくて・・・。いや〜、この時のMIYAの笑顔も良かったんです。ええ。
で、何事もなかったかのように数分前に戻ったつもりの、同じ会話。このへんのノリは、MIYAお得意っぽい。で、大好きなこの歌。
『明日からはじまる』
唱くんが去った後、彼のさっきの歌に影響されたようで、「よく考えたら、“おまえ”って歌う歌がないんですよねえ。いいよねえ、おまえ。」と、
ギターを抱えて ♪〜おまえの青春は〜、明日から、はじまるう〜〜〜 ♪と、一節。う、うん。いいかも、いいかな?(笑)
しかし、よく考えたら、その15周年の話からも、唱くんのこの選曲は合ってたねえ。

その後も、『芭蕉布』、『あの海へ帰りたい』、『みだれ髪』、ガンガの歌や、ツアーでの地方の話、特に沖縄・宮古島での会館ブッキング話は面白かった。
連れてきたかった石川さゆりさんは、チラシで参加の『暁月夜』、そしてもちろん、『島唄』。
宣伝が多くて、苦手なので困る、といいながらも、京都の物産展の話や、プロデュースの話など、多忙なMIYAだからどうぞ話してちょうだいと言いたくなる。

アンコールで出てきたMIYAは、またかわいい仕草をしてました。天を仰いでその両手を口にあてたり(!)、胸に形作ったハートをかじる仕草をしたり(!)、お茶目なスーパースターです。
『シンカヌチャー』で、また明かりがついたステージのバック。その神々しさったら! MIYA、負けてませんよ! カッコよかった!
この日の客席のノリもかなり良くて、よく男性の声がかかってたし、この歌では起立しそうな勢いの盛り上がりでした。
手拍子が苦手だから、私も踊りたかったなあ。

【京都】の朗読で、亡くなってしまった京都のラジオ局の人との、「いつか」について読んだMIYA。
確固たる目的のある「いつか」はいいけど、「いつか」を逃げ道にしないように行動せねばと。
また、奮起させられた価値ある「寄り道」でした。