【 光 】

THE BOOM 平成二十三年 春夏公演 『光』を見に、京都会館へ。
震災後に内容や形態、タイトルも変更してのライブ。最新アルバムが延期になり、お披露目的なツアーだったんだからそうせざるを得ない。
でも、MIYAの長いMCやソロ・ツアーの【寄り道】を思わせるシーンを見て、あのMIYAにもかなりのダメージがあったことを知る。
座って聴くことの多かった今回。その中で『トロピカリズム』の激しさは怖いくらい。
コミカルな面といえば、『夜道』のリコーダー演奏と、栃やんのセリフにどん底のドラマーの身の上を・・・と歌うところ、
沖縄の子供向けアルバム、ホームミュージックの『森のふくろう』。その3番の歌詞が ♪ コホーコホー の次に好き(笑)と笑わせてくれたところ。
本編ラストの『明日からはじまる』は、大好き。もれなく六甲での霧ライブが思い出される。
そうだ、『朱鷺』での感想のハーモニカ、途中、唱歌の『ふるさと』になったのは感動だった。
延期になったアルバムからも1曲。『ゆっくりおいで』は、その歌詞に言葉1つ1つに引っ張られるように聴きました。

以前、嵐山の美空ひばり美術館を訪れたらしいMIYA。京都を褒めてくれる。そして新京極をやたらと言う(笑) あ、自己紹介でやたらと反町とも言ってたっけ。
なんにせよ、私はこの京都会館が大好きなので、ここにまた来てくれたのが本当に嬉しかった!
2階のカフェとは名ばかりのレトロな食堂も(もうセルフサービスになってましたが)のんびりできていいですしっ。
ラスト『光』では、スクリーンいっぱいのたくさんの笑顔の写真に、MIYAやメンバーを見るのも忘れそうになった。
アンコールは2回。もう何度も何度もいつも以上におじぎや手を振ってくれる。あちこちの客席に目をやっているのがわかる。
公演後すぐ後ろを見てビックリ。2階がガラガラだった。どうだったのかな?
それでもあんなに一生懸命手を振ってくれたり演奏してくれたんだと。
挨拶時に感無量になったMIYAを思い出し、つくづく尊敬しました。

京都、また来てね。私もまた、行きます!
帰りは、急にお腹が空いたのを思い出して、【ボローニャ】のパンを食べ食べ、夜道を帰りました。おいしかった!