マイケルと円楽さんと、歌丸さん。




数年ぶりの映画館は、当然の如く指定席システム。ワタシ、一体何年映画館に来てないんだろおか。
マイケル・ジャクソンの【 THIS IS IT 】、見てきました。
土曜日の最終上映、大阪は繁華街の梅田。客席は30人いたのかな。
全くこの映画の繁盛具合、評価度が読めませんっ。でもね、やはり良かったです。
選ばれたダンサーたちの、このライブにかける意気込み、
マイケルへの思いを語るインタビューのオープニングから、いきなり泣けてきました。

2時間もある内容の殆どはリハーサル風景が主でしたが、もちろん歌もふんだんに。
そしてダンスはといえば、さあここで! というのではないシーンでも、
例えば「ここはこうで・・・」等とスタッフに伝える時にも勝手に体が動くような、
口マネでベースの音はこう・・・と伝えたりとか、もう本当にこの人は天才、音楽が体に流れてるんだな、と。
このライブは自身が最後といってただけに、映像を取り入れたりCGを駆使したり、
あの『スリラー』も3Dで、等と前情報があったように、ものすごく豪華な内容。
いつもそうなのかは知らないのですが。。。
歌でも環境破壊を歌ってるように、リハーサル終盤後にスタッフみんなで円陣で手をつないで
「この、ショーを成功させよう! 」は当然理解できるのですが、「環境破壊をあと4年でくいとめよう!」と、
サラッと口にできるマイケルに、彼の心の清らかさを感じました。「おー!」と、本気で言えるのか、自分、と(笑)

マイケルに関しての印象は、この映画を見て更にあるマンガのキャラクターにかぶってきました。
竹宮恵子『イズァローン伝説』のティオキア王子です。
両生体のキレイな王子であり、かつ人にも動物にも心優しい青年で、
最後は悪魔に体を奪われながらも心を奪われない為に、
人類を守る為にわが身を捧げ、救世主になったという、超スペクタクルロマン漫画。
そう、誰かと似てると思ってたら、ティオキア王子でした!(笑)


私が足を運ぶライブも、こんなふうに楽しませようとしてくれるたくさんの人間の
意気込みのもとに行われてると思うと、
と、考えることができただけでも、見て良かった映画です。

大人になってからは『笑点』が好きで、よく見てました。
だんだんメンバーが変わってきて残念だったんですが、今はもう、今のメンバーが一番好きかな。
特に歌丸さんが好きなので、歌丸さんも体調には充分気をつけてほしい。
しかし、『笑点』のオープニングのアニメが、子供の頃は怖くて仕方なかったな。
なんでだか、今でもわからないですが。