このアンコールをするために、これまでやってきた。

THE BOOM 大阪ファイナルに行ってきました。
一夜明けて、少し眠っても今はただ一番に寂しい感情が。
だけどね、ライブ中も終演直後も、寂しいけど、大満足だった!
ほんと、これ以上要求するなんてワガママに思えるくらい、お腹いっぱいだった。
なんも文句言えないやん〜って。言いながらべそべそウダウダと余韻を味わいました。
なんだろう、いつもはその晩にどうしても書き止めたい事は書き残すんだけど、なかった。
というか、色々ありすぎたのか。で、今じわじわとくるのですが。
1つ、印象深くて残ってるのが、メンバーはもちろん、MIYAはこれといったMCをしていないこと。
最後の最後でもそうだった。すぐさまギターをかき鳴らしてあの歌だった。『愛のかたまり』だった。
子供だったらゥギャーって泣きたかったイントロの一瞬で。会場のすすり泣きも怖かった。

そんな中で覚えてるのが、アンコールで4人が並んだ時に、MIYAが
「このアンコールを聞く為に(する為に)、これまでやってきたんだな、と、思います」と言った言葉。
何かしらMIYAはこの表現をしていて、確か煮物を作ってる時の詩もこういうのですよね。
それが私も大好きなので、よく使わせてもらってる考え方で。
仕事中のもんのすごく辛い時にわざと、“わたし、これをする為に生まれてきたの? かも?? ”と考えて
それでもそれが逆に悲しいんじゃなくて、何故か絶対これはずっと続かない状況だと前向きな感情が生まれるのが不思議で。
それと、まあ、それも人生か、と。どこかで刹那的などうでもいいようないい加減な感情もあるのですが、よく思い浮かべます。はい。
でも、MIYAがこの表現をする時は、たいていこちら側には嬉しいだけの感想で。
逆にだから、その場にいない時は、嫉妬でもあるんですけどね(笑)
私はファンはただ、MIYAが言ってくれるその場にいつもいたいだけなんですけどねえ。

で、そんな言葉少なに音楽だけで表現したMIYAですが、要所要所でやはり面白くて覚えてるポイントもあって、
メンバー紹介の久美さんを、「大先輩ですがアマゾンズ! ・・・・ゾンズ!」とか(笑)、
超豪華な『おりこうさん』メドレーで、ないないないの国、都市バス、雨の日風の日、過食症の君と拒食症の僕、大阪でもまれた男〜というところから
再び『おりこうさん』に戻った時に、「え、ここに戻るの? 」みたいな一言とかがツボでした。確かにね(笑)
しっかし、SKAナンバーのMIYAのジャンプ、何回も見ましたが、すごかったなあ。
とにかく、YAMAちゃんの様子もだけど、懐かしいダンスあり、新しかったり。見たいわ踊りたいわで大変でしたッ。
あ、大阪もまれた〜の♪ B’Zの宮沢さんですよねといわれて、喜んだッッ、でしたね(笑)




スクリーンの映像が終わるにつれて、その下の【THE BOOM FINAL】の文字が強く浮かびだされて、
そこでオープニングは4人の『島唄』で、生涯生でザ・ブームで聴ける『島唄』がもう後1回に。
演奏中盤から他の豪華メンバーが揃いだしていくカッコよさ!
そこからここのとこあまり聴くことのできなかった、ブラジル系の『極東サンバ』なナンバーが続々と。
遠目に見えるMIYAの華やかな衣装、YAMAちゃんやタカシくんも演奏しながらダンスなど、
本当に見るとこ聴くとこがいっぱいで、ちょっと寂しさを忘れましたっ。
相変わらず言い出すときりがないんですが、メドレーはいわずもがな、
『蒼い夕陽』や『手紙』(しっかりと「山口洋くんへ」と言って歌いだすのは初めて聞きました)、
『光』や『いつもと違う場所で』が嬉しかったなああ・・・・。そして改めて、なんてこれまで様々な音楽を聞かせてくれたんだろうと。
映像で語られていた歴史も、ブームを知らなかったらもっと無知だっただろうなあとも。
『明日からはじまる』も嬉しかった。もうね、はい、わかりました。MIYAやブームの言わんとする事、伝わってます。
この歌は霧の六甲での高熱ライブがいつも頭をよぎります。
MIYA、『不思議なパワー』で多分客席からちょうだいみたいにしてお花を貰ってた。
タカシくん、4人の『星のラブレター』後、登場しだした他のメンバーらから慰められるように肩叩かれたりハグされたり。

他に沖縄音楽は『シンカヌチャー』くらい? ああ、カッコよかった。最高。

そこから例のラストの『愛のかたまり』ですが、その前のメンバーからの挨拶。もう改めて聞くのも怖い。来てしまった、この時間という感じで。
ありがとうだけなら聞き慣れていますが、「25年間」は辛い。「25年間ありがとう」とかこれまでありがとうか、もうもう。
それに加えてのダイレクトなこの歌なので・・・・。いじめですか、ご勘弁下さいというような感じで、
見えない目が余計に滲んでぼやけて見えなくて困るんです!
それでもちゃんと受け止めなくてはね。と思ってるのに、まともに声に出してありがとうも言えず。
ステージに誰もいなくなって映し出された言葉が、またとどめで。
場内アナウンスもグッズもこれまでの会場特典も、
もうこれほどまでに「FINAL」=最後をプッシュしなくてもいいやん〜〜っと、避けてた。
おまんじゅうの中にも挨拶状が入ってた!(笑・泣)
文字がこれほどまでに怖いと感じたことはないよ。



いつでもニコニコでステージの奥から手を振ってくれるザ・ブームの栃やんが大好きでした!

独特のゆったり構えたリズムと素晴らしい歌声と、MIYAのMCに順応に対応するザ・ブームのYAMAちゃんが大好きでした!

歌のようなギターを聞かせてくれて、客席のどこか遠くをじっと見つめてたり垂直ジャンプして応えてくれるザ・ブームのタカシくんが大好きでした!

ステージの上も下も音楽や人間やブームやソロやガンガズンバや何の壁も持たない、
憧れと尊敬すべき、クソ真面目なザ・ブームのMIYAが大好きでした!

これまでいろーんな思い出がある。それをこれからも誰かと語りたいし忘れない。けど、素直に昨日こう思ったので言いたいです。
今までで、一番カッコライブでした!
ありがとうございました!






4人のサイン!!!!